2016年12月3日土曜日

アトリエワーク






寒さを感じる日々が 続くようになってきました。 

この時期 ムクムクNellyは その様子から 『 モッコモコ〜!!フワフワ〜!!あったかそう〜!! 』 と 言われ 

普段よりも ちょっとだけ得意げに 歩いているように見える 特別な季節です。


といっても 私たち人間は・・・ 風邪を引きやすくなる 時期ですので 皆様も 体調にはどうぞ お気をつけください。










さて 今回は 改めてDogMan-iaのコンセプト紹介です。



DogMan-iaは 6坪の小さく静かなスペースで 一頭一頭と 向き合いながら トリミングをするサロンです。

テリアのプラッキングと オールシザーによるカットを メインに < 可愛すぎることのない可愛さ > の中にある

〈 犬の魅力を追求 〉したトリミングを したいと考え 犬らしさの中に ナチュラルで インパクトのあるスタイルを ご提案しています。





スタイルコンセプトである < 可愛すぎない可愛さ >を 表現する 『 ラフ・ロング・ムクムク 』 といった雰囲気は

機能面重視のスタイルでは ありません。




ただ その代わり トリミングをしてから 1〜1ヶ月半 切ったその日も 次のトリミングの当日も その日その日の 犬の魅力が出る様に

その子だけの存在感を 放つことができるよう 雰囲気をもたせたスタイルです。








「 伸ばすとこうなっていくのですか? 」と 質問されることもありますが、丁寧に毛のもつれをとり イメージするスタイルに合わせた ドライングをして

パーツごとの毛の動き シルエットに注意を払いながら 全体のバランスを合わせて その子の雰囲気を キープさせてゆく 手入れを こまめに施すことで

伸ばしっぱなしでは 出てこない 厚みだったり軽さだったり シルエットやバランスを 作っています。


その< 手入れ >は 決して派手に分かりやすい 変化ではないものの 随所に工夫を 凝らしたものです。


一定のスタイルが完成した後の この< キープする >という 工程は 伸びてきた毛を 短くカットして また伸びたらカットして という

従来のトリミングとは 別の感覚でハサミを動かしています。














































































DogMan-iaのスタイルは テリアの < プラッキング** > から学んだ 緻密で奥深い 職人のような技による 表現へこだわりと

犬とご家族の皆さんへの 思いから 生まれています。







飼い主さんご家族と 共に 嬉しそうに 中に入って来る犬と ハッピーな お預かり時間の後

好きなモノたちに 囲まれた空間で ゆるやかに想像力を広げ 作品を一点一点 生み出す気持ちで トリミングをした

犬たちの 可愛らしさや 美しい動き 独特の存在感を 見ていると まるで ここが アトリエのように 感じます。









( プラッキング**とは テリアの本質である ボディに張りつく 硬く艶やかで 美しい色の テリアらしい毛質を 作るための技法で

次に生えてくる毛を 想像しながら 一本一本の毛を 抜いて スタイルを作ることを 言います。

積み重ねてきた経験や 掴む感覚や量で 流れや厚みを作りながら 不要になるの毛を 抜いてゆきます。

大変シンプルな 作業ではありますが 知れば知るほど 深さや味わいを感じ 結果を見せてくれる プラッキング。

エアデール・テリアほどの 大型犬だと 6〜7時間抜き込んでゆく 犬もトリマーも 集中力と根気のいる技法ですが 何より そうして

作られた毛によって 本来のテリアらしさが 輝く美しさは 本当に素晴らしいです! )






例えば DogManのように たくさんの犬たちがいて 人の出入りも多い環境だと  

テリア独特の気質で 
 どうしても ハイテンションになってしまい 落ち着いて トリミングができない場合 場所を DogMan-iaに 移動してもらうことで

静かな環境で お互い じっくり時間を過ごせて 終了後の疲れ具合も 軽くなり・・・ なんてケースも ありました。


































































今では トリミングサロン 個々の考え方や カットスタイルも増え 飼い主さんたちが ショップを 選べる時代です。









プラッキングを 必要とするテリアや 毛の動きやシルエットの自然さ 深みのあるスタイルを好む プードルやラブラドゥードルなどの

カット犬種を 飼われている方たちは 私を含め どこかマニアックであったり クリエイティブなことが 好きな方が多いように 感じます。



可愛い!の感覚も 多種多様ですが 女性的な可愛いを抑えて 男性的な格好よさを加えることで バランスをとって 

細部まで悩んで作る ラフで少しクセのある < 可愛すぎない可愛さ >を表現した 犬たちに 私自身 毎回心を 奪われています。
















そして DogMan-iaに 欠かせない仲間 看板犬のNelly. 







好奇心がゆえに どうしても 勢い勝りの動きも 5才になり 落ち着いてきましたね〜と お客様からも 言われるようになってきて


小さな子供にも 優しく ごあいさつ。。。









DogManの フレッシュな看板犬GooGoo.J に 先輩看板犬として 得意技をレクチャーしたり









アニメーションに 登場しそうな 小さなトイ・プードル兄妹に対しては 大きさを巧みに カバーしながら 優しく接する姿も。







マニアック仲間の山ちゃんも 独自の路線で ユーモアのある

温かみある作品たちを この空間で 生み出しています。


Nellyが ボトルキャップに アレンジされたり 石になってみたり。






デビッドボウイに なってしまったり。






映画『 ペット 』の キャラクターに 登場したら こうなるんじゃないか。。。など。(笑)









小さな店内には この様な いろんな作品や この場所がDogManであった時代の 約19年前の壁画や 貴重なモノが たくさん。


犬たちの事は もちろん 足を運ぶたび 面白い何かに出会えて 犬たちが のんびりする 独特な空間を 実感していただけたらと 思います。






いつも記事を読んで下さる 皆様 そして 今日はじめて 覗いてくださった方も。。。 ありがとうございます!









これからもまた 犬たちを通して 数々の出会いがありますよう DogMan-iaらしく 楽しみに 心待ちにしています!





my life with dogs....